無力・・・

信号待ちしていたらはす向かいに歩行者

白杖(全盲)の青年、青信号だけど渡れない

青信号ですよ!と、声かけしてあげたら良いのに・・・

周りは気の利かないおっちゃん(自転車)と、自分のコトでいっぱいのおばーちゃん

 

車が通った音を聞いて、青だと確信したらしく、渡りだしたけれど

横断歩道には、タイルがない!

直進はそっちじゃない。そこは左折の車道のど真ん中

 

やっとこっちが青になったので、声かけ

「こんにちは。駅に行かれるんですか?駅はこっちです。

次の信号までお送りしましょうか?」

「大丈夫です!」

「お気を付けて」

 

ご縁がなかったのか、しょうがない

と、気持ちを切り替えてスーパーへ

買い物を済ませて駅へ

 

おや?先ほどの青年

あれからだいぶ経つのに、駅の窓口でなにか訪ねている様子

駅員さんが調べ物の真っ最中

青年は鞄の中をごそごそ捜し物

 

気になって気になってずっと見ていたら

水筒を見つけて水分補給

 

前々から

車いすの人は駅員さんが付き添っているのに

白杖の人は、ホームドアもないのに付き添いなし

暇なおばーちゃんの私、駅のボランティアがしたい!!

と、思っていたけれど

駅までたどり着くのも大変なんだ・・・

 

今日は、何もできない無力な自分が情けなかった

 

以前、中野駅

電車で白杖の人を見かけた

とっさに「ご一緒しましょう!」と付き沿った

車内では私まで席を譲っていただいて

いろいろお話しした

立川駅に着いて、ここから別々の路線に乗り換え

「いっしょにお茶でも」と、誘われたけど

あちらのホームまで送って

「またネ!」と、お別れした

 

お手伝いさせてもらうと、こちらも救われる。

 

今日の青年は、白杖歴が浅いのであろう

自分でできるんだ!感が半端なかった

今度見かけても、また声かけするからネ!

 

私一人では、つくづく無力だ。